Documents 概要

はじめに

Documents は iPhone、iPad・iPod touch 用の高機能ファイルビューアです。文書ファイル閲覧の他にも、USB または Wi-Fi 経由でのファイル転送、さまざまなネットワークサービスへの接続、ウェブページの保存などを行うことができます。

対応ファイル形式
ファイルビューア .pages, .keynote, .numbers; .doc/.docx, .xls/.xlsx, .ppt/.pptx; .rtf, .rtfd, .txt; .html, .htm, .epub, .webarchive
PDF ビューア .pdf
テキストエディタ .txt
画像ビューア .bmp, .gif, .ico, .jpeg, .png, .tiff, .xbm
動画プレーヤー .3gp, .l16, .m3u, .m4v, .mm, .mov, .mp4, .scm
音楽プレーヤー .aac, .aif, .aifc, .aiff, .au, .l16, .m3u, .m4a, .m4b, .m4p, .mp3, .pcm, .wav
アーカイバ .zip, .rar
ファイル閲覧以外の主要機能
ウェブブラウザ 検索、閲覧、ページ保存
PDF ビューア PDF 注釈の表示・編集、PDF アウトラインに含まれるブックマーク、ファイル内容検索などに対応
テキストエディタ フル機能のテキストエディタ
音楽プレーヤー プレイリスト、バックグラウンド再生、iOS のメディアコントローラを利用した操作などに対応
電子書籍リーダー ePub ならびに fb2に対応したフル機能リーダー

PDF ビューア、画像ビューア、ウェブブラウザでは iOS 標準のピンチ操作による内容の拡大・縮小が可能です。

ネットワークストレージへの接続

Documents では、Dropbox、Google ドライブ、OneDrive などのクラウドサービスに接続できます。また、FTP/SFTP、SMB、WebDAV を介したファイル転送も可能です。

ネットワークストレージへのアクセスを行うには、「サービス」タブ を選択、その後「アカウントを追加」をタップして接続するサービスを選択します。

ネットワークストレージとの同期

クラウドストレージのフォルダとデバイス上のものとを同期し、フォルダ内のファイルやその中身をクラウド上とデバイス上両方でいつも最新の状態に保つことができる機能です。

同期フォルダは以下のようにして作成できます:

1. 同期したいフォルダが保存されているウェブストレージに接続
2. 「サービス」タブへ移動
3. 同期したいフォルダを開く
4. 画面右上の「編集」をタップ

5. 「同期」ボタンをタップ

6. 「このフォルダを同期」ボタンをタップ

7. 同期作業が自動的に始まり、「書類」タブの「同期フォルダ」内に同期設定したフォルダが表示されます。

ウェブブラウザからのファイル保存

Documents 内蔵ウェブブラウザまたは Safari からウェブ上のファイルを保存することができます。

Safari では、PDF や Pages など特定の種類のファイルを開くと画面に「次の方法で開く…」ボタンが表示されます。

Safari で開いているウェブページを Documents のアプリ内ブラウザで開くには、アドレスバーで URL の先頭部分を「http://」から「rhttp://」に変え、ソフトウェアキーボード上の「開く」をタップします。

アプリ内ブラウザで表示したウェブページはブックマークに保存したり、ページ自体を保存したりできます。

コンピュータとのファイルのやり取り

Documents では WebDAV プロトコルを使用して Wi-Fi ネットワーク上のコンピュータとファイルの共有を行います。主要な OS ならどれでも WebDAV リソースをマウントできる機能を標準搭載しています。また、最近のウェブブラウザならどれでも Documents 上のファイルにアクセスできます。

各環境での操作方法は以下からご確認ください:

Mac OS X
Windows Vista / 7
Windows XP
任意のブラウザ

Mac OS X

Mac OS X から Documents のファイルにアクセスする際は、以下のように操作します:

  1. Finder」 のアイコンをクリックします
  2. メニューバーの「移動」に続いて「サーバへ接続…」をクリックします。ショートカットキー ⌘K でも同様です
  3. 「http://」に続いて Documents を利用しているデバイスの IP アドレスを入力します。例えばデバイスの IP アドレスが 192.168.5.92 なら、「http://192.168.5.92」と入力します。アドレスは iPhone 側で「サービス」タブの画面右上部分をタップすると確認できます
  4. 接続」ボタンをクリックします。ここで「+」ボタンをクリックしてアドレスを「よく使うサーバ」に追加することもできます。

上記の操作を行うと、共有ディスクが Mac にマウントされます。Finder 環境設定の「一般」タブで「接続中のサーバ」にチェックを入れると、ディスクがデスクトップに表示されます。

Wi-Fi ネットワーク上でデバイスの IP アドレスが変更されることがあります。その場合、新しい IP アドレスを使ってドライブの設定をやり直す必要があります。

代替の方法として、Cyberduck アプリを使ってデバイスに接続することもできます:

  1. Cyberduckhttp://cyberduck.en.softonic.com よりダウンロード・インストールします
  2. デバイスで Documents を開きます
  3. サービス」タブで、画面右上にある Wi-Fi のアイコン からデバイスの IP アドレスを確認します
  4. Cyberduck で「新規接続」をクリックします
  5. WebDAV (Web-based Distributed Authoring and Versioning) を選択します
  6. Anonymous ログイン」のチェックは外し、IP アドレス、ログイン名およびパスワードを入力します。

上記の操作が完了すると、任意のファイルを Documents とコンピュータとの間でやり取りできます。

ファイル管理

Documents でのファイル操作はとてもシンプルで簡単です。アイコンをタップしてファイルを開いたり、フォルダの中身を確認したりできます。「編集」をタップすると、ファイル管理モードに入ります。

複数のファイルを一括操作するには、「編集」をタップした後に操作したいファイルのアイコンをタップしていきます。最後に画面下部のツールバーから行いたい操作を選択します。

「その他」をタップすると、ファイルのメール送信、zip 圧縮、アップロード、統合、外部アプリへの転送、お気に入り登録といった操作ができます。ファイルを選択せずに「その他」をタップすると、「テキスト作成」からテキストファイルを新規作成できます。

「iCloud」のファイル・フォルダについても同様のファイル操作ができます。

iTunes ファイル共有

コンピュータから USB 経由でファイルを転送するには、以下のように操作します:

1. USB ケーブルで iOS デバイスをコンピュータに接続します
2. コンピュータで iTunes を起動し、iPhone / iPad のアイコンをクリックします
3. サイドバーの「App」をクリックし、下にスクロールして「ファイル共有」のセクションを表示します
4. アプリの一覧より Documents を選択します
5. ファイルをドラッグ&ドロップして追加します(Documents 上では「iTunes ファイル共有」フォルダ内に表示されます)。

サイドバーメニュー

メイン画面で左から右にスワイプ、あるいは ボタンをタップすると、アプリ設定、クラウドサービスアカウント、最近使った項目、メディアプレーヤーなどにアクセスできます。

アプリ設定画面は、さらに一般、Wi-Fi ドライブ、ネットワーク、同期、ブラウザ、ビューア、PDF、ファイルマネージャ、サポート、法律に基づく情報に分かれています。アプリの動作や使用する機能を自分好みに設定できます。

タブ 該当する機能・操作
一般 コンテンツのパスワード保護、インデックス作成
Wi-Fi ドライブ 同一 Wi-Fi ネットワークにあるデバイスとのファイル転送・共有、「Wi-Fi ドライブのヘルプ」より各 OS での設定方法確認
ネットワーク - クラウドサービスアカウントの追加、オンラインストレージへの接続などが可能
同期 同期動作設定、より高速な WebDAV 接続の可否
ブラウザ アプリ内ブラウザのオン・オフ、ダウンロード先フォルダ指定、履歴・Cookie 消去
ビューア メディアプレーヤー、テキストエディタ設定
PDF スクロール操作方式、ビューア切替、その他 PDFファイルの取り扱いに関する設定
ファイルマネージャ フォルダとその表示に関する設定
サポート インタラクティブ FAQ、お問い合わせ、サポートチームが詳細な使用状況を確認する際に必要な設定
法律に基づく情報 アプリ利用規約および企業ポリシー

「アカウント」セクションでは、登録したネットワークアカウントとその使用状況を確認できます。アカウントの追加や同期設定は「ネットワークストレージへの接続」あるいは「ネットワークストレージとの同期」をご参照ください。

「最近使った項目」には、もっとも最近開いたファイルのリストが表示されます。

メディアプレーヤーは音楽の一時停止・再開の操作をしたり、再生中のプレイリストを表示したりするのに使えます。

外部アプリとの連携

Documents に保存されたファイルはすべて必要に応じ他のアプリに送ることができます。「編集」をタップしてツールバーの「その他」を選択すると表示される「開く」アイコンでファイルを外部アプリに送ることができます。

また、他のアプリのファイルを Documents で開くこともできます。例えば、メールアプリで添付ファイルを開き、共有メニューから Documents を選択すれば、そのファイルが Documents にコピーされます。